Arteymancer
(1.10 2ndLadder 2005/01/27)
 
概 要

Bone Spear(Bone Spirit)を主体としたNecromancerのことで、Artillery(砲手)を基にした造語。相乗効果を高めた火力を集中して叩き込むその姿は、まさに自走砲そのもので、数あるNecromancerのビルドでも例外的に忙しいスタイルです。無属性魔法の耐性をLower Resistで下げることはできませんが、耐性を持っている敵自体が少なく、多くの場合、安定して力を発揮することができるでしょう。

Arteymancerにとっての鬼門はAct2で、ここには無属性魔法無効の敵が多く出現します。特にTal Rasha’s Tombでは、傭兵の存在も重要な要素となるでしょう。


ス キ ル 構 成 例 1

Bone Spear ・・・・20
Bone Wall & Bone Spirit ・・・・20

Raise Skeleton ・・・・20
Skeleton Mastery ・・・・10

Teeth & Corpse Explosion ・・・・通過用に1ずつ
Bone Armor ・・・・1
全ての呪い ・・・・1


使用するスキルポイントは103ptで、ビルドとしての完成はLv92になります。可能ならLv95まで育ててSummon Resistを習得すると良いでしょう。骸骨戦士は壁役として非常に優秀で、安定性を考慮すると、相乗効果の1つを犠牲にするだけの価値は十分にあると思います。この構成例は汎用的なもので、骸骨戦士にも多少の殲滅力を期待しています。

なお後述の攻撃力計算は、この構成例で行っています。


ス キ ル 構 成 例 2

Bone Spear ・・・・20
Teeth & Bone Wall & Bone Spirit・・・・20

Raise Skeleton ・・・・20
Skeleton Mastery ・・・・0

Corpse Explosion ・・・・通過用に1
Bone Armor ・・・・1

Dim Vision ・・・・1
Confuse ・・・・1
Attract ・・・・1


使用するスキルポイントは105ptで、ビルドとしての完成はLv94になります。見てのとおり呪いスキルを大幅にカットし、その分、相乗効果を最大限まで高めたのが特徴です。もしDim VisionやAttractが付加された武器・盾を見つけることができれば、使用するスキルポイントはもう幾分少なくて済むでしょう。Skeleton MasteryはMarrowwalkで対応することになります。

この構成例は「Decrepify +αの武器・盾を既に準備できている」ということを前提にしています。決して呪いを軽視するものではありませんので、ご注意ください。ちなみに私の所持している盾は「Nec Skill +2・Decrepify +3・Revive +2・2穴」というものです。この構成例では、骸骨戦士はただの壁役でしかありません。


装 備 例

武器:Rune Word“White” ・・・・毒と骨Skill +3 / Bone Spear +2〜5

鎧:Skin of the Vipermagi ・・・・All Skill +1
兜:Rare Circlet ・・・・Nec Skill +2
盾:Rare Item(Magic Item)・・・・Nec Skill +2

手:Trang-Oul's Claws ・・・・呪いSkill +2 / 毒スキルダメージ増幅
帯:Thundergod's Vigor
靴:Marrowwalk

護符:Rare Amulet・・・・Nec Skill +2
指輪:Dwarf Star
指輪:Raven Frost


Arteymancerの武器として、Whiteは最高に相性が良いと言えるでしょう。使用するRuneもDol・Ioと、手軽に揃えられるのも嬉しいところです。期待の全てを満たす素材はなかなか見つかるものではありませんが、いきなりそのような最高級品を揃える必要も無いので、まずはBone Spear +3のみのものから始めてみると良いでしょう。

ここに挙げた装備はほんの一例であり、これより優れた装備・優れた組み合わせは確実に存在します。各々のスタイル・資産に応じて、より良いものを目指してください。


傭 兵

いろいろ考えましたが、構成例1・構成例2のどちらもDesert Mercenary・Might(Act2)を連れて歩くことにしました。傭兵自身の攻撃力に期待したというのもありますが、呪いにDecrepifyを使用することが多く、Thornsでは恩恵が薄いように感じたからです。しかしそれほど大きな差があるとも思えないので、Rogue Scout(Act1)を含め、それぞれの好みで選ぶのが最も賢い選択でしょう。

私は傭兵の装備として、武器にThe Reaper’s Tollを、兜にGuillaume’s Faceを採用しています。よくNecromancerはDecrepifyをスキルとして使えるからThe Reaper’s Tollは必要ないとする人がいますが、火力を連射して叩き込むArteymancerの場合、持続の切れた呪いを掛け直すという作業を傭兵が一部でも負担してくれることで、随分と楽になることがあります。この組み合わせが最上かどうかは分かりませんが、少なくともThe Reaper’s TollのDecrepifyは、Arteymancerにとっては無駄ではありません。


攻 撃 力 計 算

【 Grand Charm×0 / Annihilus×0】 の場合

Lv35 Bone Spearダメージ ・・・・3040〜3207
Faster Cast Rate ・・・・70%(11frame)

(3040〜3207)÷11×25 = 6909〜7288

無属性魔法耐性0の敵に対する秒間魔法ダメージ ・・・・6668〜6952


【 Grand Charm×6 / Annihilus×1】 の場合

Lv42 Bone Spearダメージ ・・・・4078〜4288
Faster Cast Rate ・・・・70%(11frame)

(4078〜4288)÷11×25 = 9268〜9745

無属性魔法耐性0の敵に対する秒間魔法ダメージ ・・・・9268〜9745


Cast Rateを稼ぐことができれば、秒間ダメージはもう少し大きくなるでしょう。無属性魔法の耐性を具えている敵はHellにも少なく、この理論値がそのままダメージとなることが多いと思います。いずれにせよ、ベンチマークテスト程度に参考にしてください。

これに骸骨戦士による物理攻撃が加わりますが、戦力として期待できるほどではありません。



製作:狂拍子氏
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